フィールドプレイヤー並みにボールを捌けるエデルソン photo/Getty Images
フットサルの経験が今活きている
現代サッカーにおいてGKに求められるプレイは大きく変化した。ビルドアップの一角を担うようになったため、セービング能力だけではなく足下の技術まで求められるようになっている。
ペップ・グアルディオラがバイエルンで指揮をとっていた時から注目していた守護神は、2017年にポルトガルのベンフィカからマンチェスター・シティに移籍。エデルソンの加入はペップ・シティをより理想型に近づけた。
GKとしての能力も世界トップレベルを誇るエデルソンだが、その特徴はキックの精度や判断能力の高さ、足下の技術である。相手のハイプレスに動じることなく長短のパスを使い分けながらビルドアップに参加していく。またエデルソンのロングフィードからの得点は、前がかりになった相手の逆手を取るシティの得意の形でもある。そんなエデルソンが英『Sky Sports』のインタビューに答えている。その中で彼は子供の時にフットサルをしており、その経験が彼のプレイの冷静さの秘訣だという。
「フットサルは本当に助けてくれた。フットサルでは落ち着いて、正しい判断を下し、正しいパスを選択する必要がある。狭いピッチなので、多くの場合プレッシャーの下でプレイする。この経験は選手としての私にも役立っている」
ハイプレスにも落ち着きを失うことなく、正確な判断でチームを最後列から支えるエデルソンのプレイスタイルには、フットサルというルーツが大きく影響しているようだ。