若い頃から完成されていたロナウド photo/Getty Images
ハーランドは新時代の怪物
15日のレスター・シティ戦で2ゴールを挙げる活躍を見せたマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド。複数得点も見慣れたものとなり、これで今季全コンペティションを合わせた成績は40戦47ゴールとなった。
これでまだ22歳というのが恐ろしいところだが、この成績から英『Squawka』がハーランドと重ねたのはブラジルの元祖怪物FWロナウドだ。
ロナウドはバルセロナでプレイしていた1996-97シーズンに49戦47ゴールの成績を残しているが、この時まだ20歳だ。同メディアはハーランドのインパクトが当時のロナウドに似ていると感じているようだが、ブラジルから出てきた当時のロナウドも凄まじい衝撃だった。
クルゼイロからオランダのPSVに渡り、1年目からシーズン35ゴールと爆発。そこから前述のバルセロナ時代を挟み、1997年からはイタリア・セリエAのインテルへ移籍。当時のセリエAはスーパースター揃いのリーグとして有名だったが、ロナウドはここでも1年目からシーズン34ゴールを記録。かなり早い段階で選手としての全盛期を迎えていた印象だ。
ロナウドとハーランドではタイプが異なるが、若い頃のインパクトはやや似ているかもしれない。ハーランドは新時代の怪物センターフォワードであり、ワイドな位置から仕掛けるパリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペとはまた違った魅力がある。ロナウドに近いのはハーランドの方だろう。
ロナウドは怪我でフォームを失ってしまったが、ハーランドは更なる進化を遂げられるのか。若い頃のロナウドと同じく、ハーランドも22歳時点でストライカーとして完成されている。