今季よりアーセナルでプレイするファビオ・ビエイラ photo/Getty Images
昨季ポルトガル国内リーグでの数字は見事だった
昨夏に加えたFWガブリエウ・ジェズス、DFオレクサンドル・ジンチェンコ、今冬に加えたMFジョルジーニョ、FWレアンドロ・トロサールといった新戦力がヒットしているアーセナル。最近は少々苦戦気味ではあるが、彼ら新戦力のヒットが優勝争いに絡めている理由でもある。
そんな中、やや出遅れているのが昨夏FCポルトから獲得したMFファビオ・ビエイラ(22)だ。U-21ポルトガル代表ではキャプテンマークを巻くこともある中心選手で、セントラルMFやトップ下をこなせる。アーセナルでもスタメンというわけではないが、2列目のバックアッパーとしての活躍が期待されていた。
昨季はポルトガル国内リーグで6ゴール14アシストの成績を残しており、実績も十分。期待をかけていたサポーターも多いだろう。
しかし、アーセナルではリーグ戦1ゴール2アシストに留まっている。21日に行われたサウサンプトン戦でも先発のチャンスをもらったが、目立ったインパクトは残せなかった。MFマルティン・ウーデゴーやグラニト・ジャカの負担を軽減するチャンスメイカーとなれれば面白いのだが、まだ本格フィットまで時間がかかるかもしれない。
ポルトガル国内リーグもレベルは高いが、プレミアリーグの競争力の方が上だ。フィジカルの強さを求められるシーンも多く、170cmと小柄なビエイラには戸惑うところもあるだろう。来季アーセナルのベルナルド・シウバと呼べる存在になってくれるのが理想だが、ポルトでの輝きをアーセナルでも発揮できるか。