長くバルセロナを支えてきたブスケッツ photo/Getty Images
バルサ黄金期に欠かせなかった実力者
10日、バルセロナはMFセルヒオ・ブスケッツの今季限りでの退団を発表した。
2008年のトップチームデビューより、ブスケッツは常にバルセロナの中心だった。
ブスケッツはバルセロナ、スペイン代表でその役割を完璧にこなし、先輩のシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタと黄金の中盤トリオを形成。ブスケッツほどバルセロナとスペインに合う守備的MFはいないだろう。
黄金の中盤トリオではシャビ、イニエスタに注目が集まる機会の方が多かったかもしれない。しかし、中盤の底でバランスを取るブスケッツの存在がいなければ黄金の中盤は輝けない。今のバルセロナは当時ほどポゼッションにこだわっているチームではないが、ブスケッツに代わるMFを見つけるのは容易ではないだろう。
SNSでは、バルセロナサポーターより「過小評価されている。史上最高の中盤トリオの一員であり、すべてを勝ち取ってきた。史上最高の守備的MFだ」、「ブスケッツのような守備的MFはもう2度と現れないだろう」、「シャビにとって最大の課題となる。史上最高の守備的MFをどう置き換えるのか」といった意見が出ている。ブスケッツの重要性はサポーターの誰もが理解していることだろう。
2000年代ではラファエル・マルケスやヤヤ・トゥレらもバルサの中盤を背後から支えてきたが、やはりブスケッツがその役割に最も合っている。