高い完成度を誇るニューカッスル photo/Getty Images
大物到来の夏になる可能性も
予想を超える大成功のシーズンを過ごし、来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にしたニューカッスル。
目立ったのは、的確な補強だ。
来季はCLの戦いに備えると同時に、思い切ってリーグ制覇を狙うシーズンとなる。今夏の補強も重要なポイントだ。
仏『Foot Mercato』は指揮官エディ・ハウがDF、MF、FWに少なくとも1枚ずつ新戦力を求めていると取り上げ、現段階でニューカッスルが目をつけている候補者をリストアップしている。
守備ではバルセロナDFアンドレアス・クリステンセンの名前が挙げられている。これは以前よりニューカッスルが関心を寄せてきたと言われており、昨夏移籍したバルセロナでのパフォーマンスは申し分ない。チェルシー時代の経験からプレミアリーグの環境にも慣れており、かなり理想的なターゲットと言えよう。
中盤ではセルタでブレイクしたMFガブリ・ベイガ、ユヴェントスのアドリエン・ラビオ、ライプツィヒのアダム・ハイダラ、クロアチア代表ではルカ・モドリッチの後継者候補でもあるレンヌのロヴロ・マイェルがリストアップされているようだ。
ユヴェントスは今月22日に勝ち点10剥奪のペナルティを受けたばかりで、一気にCL圏外の7位へと転落している。一部主力選手が退団を望んでもおかしくない状況で、ラビオも去就は不透明とされてきた。実力はトップレベルなだけに、勢いに乗るニューカッスルに加われば面白い。
前線ではバルセロナFWハフィーニャ、レヴァークーゼンFWムサ・ディアビ、モンペリエFWエリー・ワヒ、ライプツィヒのドミニク・ショボスライ、さらに同メディアはビッグサプライズとしてパリ・サンジェルマンのネイマール、アル・ヒラルのクリスティアーノ・ロナウドの名前も挙げている。
今冬にサウジアラビアへ向かったロナウドはすでに退団を希望していると言われており、CL出場権を持つニューカッスルはロナウドが求める条件を満たしている。38歳のスーパースター加入は劇薬ではあるが、アル・ヒラルでは着実に調子を上げている。まだまだ得点部分でチームに貢献できるはずだ。
PSG退団説があるネイマールも、まだまだ実力はトップクラスだ。左ウイングはニューカッスルが補強したいエリアの1つで、来季への目玉選手としてネイマールは興味深いターゲットと言えよう。
果たしてニューカッスルは今夏にどこまでチームをグレードアップさせてくるのか。CL出場権確保によってビッグネーム獲得に弾みがつくのは確実で、大物がやってくる可能性も十分に考えられそうだ。