ジルーは「呪いのジンクス」を打ち破った　アーセナル退団以降最高の成績

2023年06月01日(木)18:20

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2シーズン連続で2桁得点を達成しているジルー photo/Getty Images

2シーズン連続で2桁得点を達成

ACミランは28日、セリエA第37節でユヴェントスと対戦し、1-0で勝利を収めた。この結果、4位ミランと5位アタランタの勝ち点差が「6」まで広がり、最終節を残して4位以内でのフィニッシュを確定させている。

そして、この一戦で決勝ゴールを決めたのが、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーだ。

敵地での戦いということもあり、立ち上がりから苦しい時間帯が続いたミラン。しかし、前半終了間際の40分、ダビデ・カラブリアが右サイドからアーリークロスをゴール前へ入れると、ジルーが頭で豪快に叩き込み、均衡を破った。

ジルーにとっては、ハットトリックを達成した前節のサンプドリア戦に続いて2戦連発となるゴールで、今季リーグ戦でのゴール数を「12」まで伸ばした。ジルーがリーグ戦で12ゴールを記録したのは、アーセナル時代の2016-17シーズン以来。つまり今季は、アーセナルを退団して以降では最高の成績を残しているというわけだ。なお、公式戦のトータルで見ても、今季は46試合に出場して17ゴール7アシストと、素晴らしい結果を残している。

フィリッポ・インザーギ以降、ミランの背番号「9」を身につけた選手たちがことごとく結果を残すことができず、「呪われた9番」などと言われた時期もあった。しかし、現在9番を背負うジルーは2021年夏にミランへ加入して以降、2シーズン連続で2桁得点を達成したほか、今季はチームをCLのベスト4へ導く活躍を見せた。今回のユヴェントス戦でもチームに来季のCL出場権をもたらす値千金のゴールを決めており、「呪いのジンクス」を打ち破ったと言ってもいいのではないか。

今年4月には、ミランとの契約を2024年まで延長したジルー。来季は37歳の誕生日（9月30日生まれ）を迎えるが、得点感覚などはまだまだ衰え知らずで、今後の活躍にも注目が集まる。

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