アヤックスを引っ張るタディッチ photo/Getty Images
サウサンプトン時代から大きく進化した
今季はフェイエノールトにタイトルを奪われ、エールディヴィジ3位に終わる苦いシーズンとなったアヤックス。
チームとしては納得できない結果だろうが、今季もベテランアタッカーの一貫性は見事だった。
今季も11ゴール18アシストと活躍したのは、34歳のセルビア代表FWドゥシャン・タディッチだ。
タディッチは2018年にサウサンプトンからアヤックスへ移籍したのだが、アヤックスでは5シーズン連続でリーグ二桁得点&二桁アシストを決めているのだ。
初年度の2018-19シーズンは28ゴール13アシスト、2019-20シーズンは11ゴール14アシスト、2020-21シーズンは14ゴール17アシスト、昨季は13ゴール19アシスト、そして今季が11ゴール18アシストだ。
サウサンプトン時代は得点を量産するタイプの選手ではなかったが、アヤックス移籍以降は印象が大きく変わっている。アヤックスでの通算成績は241試合で105ゴール112アシストとなっており、得点とアシストの数字がほとんど変わらない選手も珍しい。
アヤックス、さらにセルビア代表でもキャプテンマークを任されるリーダーでもある。34歳の今も衰えの気配は感じられず、若手も目立つアヤックスにおいてタディッチは欠かせない存在であり続けている。