サンプドリアで活躍したクアリアレッラ photo/Getty Images
C・ロナウドを抑えての得点王
昨季は屈辱の1ゴールに終わってしまったが、サンプドリアでの時間は間違いなく全盛期と呼べるものだった。
昨季限りでサンプドリアを離れることになったのは、40歳のFWファビオ・クアリアレッラだ。
クアリアレッラはナポリやユヴェントスなどセリエAで長く活躍してきたストライカーだが、最大の輝きは2015年にサンプドリアへ移籍したところからだ。サンプドリアでは2006-07シーズンもプレイしていたが、その頃より成長した姿で戻ってきたのだ。
2017-18シーズンにリーグ戦で19ゴールと爆発すると、続く2018-19シーズンには26ゴールを挙げてセリエA得点王を獲得。このシーズンはユヴェントスにFWクリスティアーノ・ロナウドもいたが、ロナウドをも抑えての得点王だった(ロナウドは21ゴール)。
クアリアレッラは36歳でセリエA得点王を獲得したことになり、この2018-19シーズンがキャリア最大の輝きと言っていい。
サンプドリアは昨季セリエAで最下位に終わり、新シーズンからはセリエBでの戦いだ。クアリアレッラはその戦いには参戦せず、クラブを離れることになった。寂しい形での別れだが、サンプドリアのサポーターは2018-19シーズンのゴールラッシュを忘れないだろう。