カタール勢の補強も見逃せない photo/Getty Images
ACLでも見逃せない勢力だ
今夏の移籍市場で超大胆な動きを見せているのがサウジアラビア勢だ。カリム・ベンゼマ、エンゴロ・カンテら欧州トップリーグでプレイしてきたスタープレイヤーを次々と引き抜いており、今夏の主役と言っていい。
そんな積極的なサウジアラビア勢に比べると、話題に乏しいのがカタール勢だ。近年はカタール勢もスター選手獲りに力を入れており、アル・サッドを中心に実力者がプレイしてきた。
しかし、今夏の主役はサウジアラビア勢だ。カタール勢が話題に挙がる機会は少ないが、動きがゼロというわけではない。今夏のカタール勢が狙っているのは、欧州でプレイする若手タレントだ。
仏『Foot Mercato』も若手獲得路線に切り替えていると取り上げているが、例えばアル・アハリはスポルティングCPからコートジボワール代表の守備的MFイドリッサ・ドゥンビア(25)を獲得。昨季はトルコのアンタルヤスポルにレンタル移籍しており、そこでは主力としてプレイしている。
他にはアル・マヒーヤSCがオランダのPSVからFWナウファル・バニス(21)、アル・アラビは同じくオランダのフェイエノールトからMFモハメド・ターブニ(21)、アル・ドゥハイルはサウサンプトンからMFイブラヒマ・ディアロ(24)、ポルトガルのギマランイスからMFイブラヒマ・バンバ(21)。
アル・シャマルはパリ・サンジェルマンのU-19カテゴリーからDFユネス・エル・ナタッハ(19)、アル・サッドはバジャドリードからエクアドル代表MFゴンサロ・プラタ(22)を獲得している。
コロンビア代表で長くプレイする32歳のMFマテウス・ウリベをアル・サッドが引き抜くなど、ベテラン選手の獲得もゼロではない。ただ、今夏のメインターゲットは若手だ。
同メディアはこの取り組みがカタール・スターズリーグの底上げに繋がるか注目しており、野心的な若手選手の方が意外とフィットするなんてこともあるかもしれない。