今夏何かと注目されているルカク photo/Getty Images
パワーやスピードは強みだが……
今夏様々な角度から注目を集めているのがFWロメル・ルカクだ。
昨季チェルシーからインテルにレンタル移籍していたルカクは、当初そのままインテルに完全移籍するかと思われた。
現在はチェルシーに戻っているルカクだが、最近はユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホビッチとのトレード案まで浮上。ルカクが今季どこでプレイするのか現時点では分かりづらい。
ルカクはビッグクラブでプレイしてきたFWではあるが、その実力をどう評価すべきなのだろうか。ヴラホビッチとのトレード案に待ったをかけるのは、元イタリア代表のピエトロ・ヴィエルコウッド氏だ。
ヴィエルコウッド氏の意見は厳しく、ルカクのことをフィジカルだけの選手と切り捨てる。
「私がユヴェントスの人間ならばヴラホビッチをキープし、ルカクとは契約しない。ルカクの良さはフィジカルの強さだけだからだ。ドゥシャンははるかにクオリティが高く、より優れたテクニックを備えている。ドゥシャンに関してはメンタル面をもう少し強くできれば、非常に優れたストライカーとなるだろう。彼は必要なものをすべて備えている。少しハングリーさが足りないだけだ」(伊『Gazzetta dello Sport』より)。
ルカク最大の強みが191cmのサイズを活かしたダイナミックなプレイにあるのは確かだが、フィジカルだけのストライカーなのだろうか。同じ大型FWでもヴラホビッチの方が引き出しの多いストライカーと評価されているようで、素行面を含めルカクへの評価はなかなか厳しいものとなっている。