仏で南野拓実の大復活劇始まった 別人の輝きに世界絶賛「昨季は...の画像はこちら >>

今季は開幕から結果を出す南野 photo/Getty Images

リーグ・アン開幕2試合の勢いは続くか

南野拓実がモナコのスターになるかもしれない。

昨季はリーグ・アン18試合に出場して1ゴール3アシストの成績に留まったが、今季は開幕節のクレルモン戦で1アシスト、第2節のストラスブール戦では2ゴール1アシストのロケットスタートを切った。



モナコは今夏にDFアクセル・ディサシをチェルシーへ、FWケビン・フォラントをウニオン・ベルリンに売却しており、昨季から戦力がアップしているかは微妙なところだ。しかし、チームは開幕2試合で7ゴールを奪って2連勝と絶好調だ。

要因の1つは、以前ザルツブルクで南野を指導していたアディ・ヒュッターの指揮官就任だ。早々に南野が結果を出したように、ヒュッターは既存戦力を上手く活かしている。

英『The Guardian』もヒュッターのアプローチを称賛するとともに、南野がモナコで1番成長しているとロケットスタートを絶賛する。

「モナコがシーズン最初の2試合に勝利したことは全くの驚きではない。ブリール・エンボロが重傷を負い、アクセル・ディサシがチェルシーへ、ケビン・フォラントがウニオン・ベルリンへ移籍したことにより、チームは昨季よりも弱く見えた。しかし、選手たちはヒュッターの現代的なアプローチにうまく適応している。ベン・イェデルはリーグで最も強力なフォワードの一人であり、アレクサンドル・ゴロビンはフランスで最もクリエイティブな選手の1人だ」

「ただ、昨季リーグで最も貧弱な新戦力の1人と見なされていた南野拓実ほど成長しているように見える選手はいない。日本代表はコンディショニングと怪我に苦しみ、昨季はわずか1ゴールしか決めていない。それが今季はすでに2ゴール2アシストを決めている」

指揮官のスタイルによって選手の輝きも変わってくるものだ。南野は昨年のワールドカップ・カタール大会以降は森保ジャパンからも外れるなど難しい時間を過ごしてきたが、今季で一気に流れが変わる可能性もある。


カタール大会を知る者として3年後の2026年大会も目指してほしい選手だが、果たしてリーグ・アンでどこまで数字を伸ばせるだろうか。

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