ベルギー代表で得点量産モードに入っているルカク photo/Getty Images
EURO予選でゴール量産
昨年のワールドカップ・カタール大会ではグループステージ敗退に終わり、黄金世代に1つの区切りがついたベルギー代表。
カタール大会の結果は悔しいものとなってしまったが、今も力はある。
チームを引っ張るのは、近年のベルギー躍進を支えてきたFWロメル・ルカクだ。
昨年のカタール大会は怪我で出遅れ、その後もコンディションが整わないままだった。ルカクにとっては苦いワールドカップとなってしまったが、カタール大会終了後のパフォーマンスは圧巻だ。
今年3月のEURO予選・スウェーデン戦のハットトリックに始まり、今年の代表戦では7試合で10ゴールと大暴れだ。今季からプレイするセリエAのローマでも結果を出し続けており、今のルカクは勢いに乗っている。
今後もローマで好調を維持できれば、来夏のEURO2024本大会でも得点を量産することになるかもしれない。
チームも黄金世代のエースだったエデン・アザールを中心に数名が去ったが、今夏マンチェスター・シティへ移籍したFWジェレミー・ドクや、ライプツィヒへ移籍したFWロイス・オペンダ、国内のアントワープでNEXTブレイク候補と注目される18歳のMFアルトゥール・フェルメーレン、同じアントワープの21歳MFマンデラ・ケイタなど楽しみな若手も出てきている。
若手がチャンスを作ってルカクが沈めるパターンが完成すれば、EURO2024でも十分に上位を狙えるはずだ。