ソシエダで活躍するソシエダ photo/Getty Images
20年前のソシエダはリーガで2位に入った
今季ここまでリーガ・エスパニョーラのゲームに10試合出場し、5ゴール2アシストの結果を残しているレアル・ソシエダMF久保建英。
すっかりソシエダ攻撃陣の中心となっているが、スペイン『as』はその姿にソシエダで活躍したFWニハト・カフヴェジとダルコ・コバチェビッチの2人を重ねている。
トルコ代表で活躍したニハトは2002年から4年間、セルビア・モンテネグロ代表のコバチェビッチは1996年から1999年、その後セリエA挑戦を挟んで2001年から2007年までをソシエダで過ごしている。
最大のハイライトは2002-03シーズンだ。このシーズンのソシエダは勝ち点76を稼ぎ、リーガ・エスパニョーラで2位に入っている。優勝したレアル・マドリードとの勝ち点差は僅か2ポイントで、ソシエダにとっては特別なシーズンだった。
そのチームでニハトは23ゴール、コバチェビッチは20ゴールを奪っている。2人とも最前線でプレイする選手だが、当時の得点ペースと今季の久保のペースが似ているというのだ。
当時のニハトは第10節を消化した段階で6ゴール1アシスト、コバチェビッチは7ゴール0アシストの成績を残しており、今季の久保は5ゴール2アシストだ。第10節時点での得点関与数は同じとなっており、同メディアはニハト&コバチェビッチに匹敵する外国人助っ人と久保を称賛する。
当時のニハトとコバチェビッチは後半戦にペースを上げたところがあり、強烈だったのは年明けからだ。久保もここまでの活躍に文句はつけられないが、ここからの継続性が重要だ。
目指すはリーガでの二桁得点&二桁アシストとなりそうだが、久保はどこまで数字を伸ばしてくるのか。ソシエダの順位をどこまで上げられるかも注目で、成績次第では久保もソシエダの歴史に名を残すスペシャルな助っ人となりそうだ。