世代別ナイジェリア代表でプレイしてきたアダムス photo/Getty Images
今後の市場で注目銘柄となりそうなストライカーたち
今季はシュツットガルトでリーグ戦14ゴールを挙げるFWセール・ギラシ、オランダのフェイエノールトでリーグ戦13ゴールを挙げるFWサンティアゴ・ヒメネスなど、一気にブレイクしたストライカーが数名出てきている。
ギラシ、ヒメネスらの他には、まずフランスのモンペリエでリーグ戦7ゴールを挙げるFWアコル・アダムスだ。
最近はナポリのFWヴィクター・オシムヘン、レヴァークーゼンFWヴィクター・ボニフェイスらナイジェリアのFWが話題を集めているが、23歳のアダムスも世代別ナイジェリア代表に選ばれた経験を持つ190cmの大型ストライカーだ。
今季のアダムスはリーグ・アンで7ゴールを奪っており、10ゴールで得点ランク首位を走るパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペを追っている。年齢的にも今後の移籍市場で人気選手となるはずだ。
同じナイジェリア出身のFWでは、チェコの名門ヴィクトリア・プルゼニで活躍する20歳のFWラフィウ・ドゥロシンミも興味深い。こちらも192cmとサイズがあり、今季ここまでリーグ戦11試合で6ゴール5アシストと見事な成績だ。今季はヨーロッパリーグの予選でも3ゴールを奪っており、こちらも近いうちに大人気となるかもしれない。
ベルギーのセルクル・ブルージュでは、今夏に退団したFW上田綺世の穴を埋める22歳のトーゴ代表FWケビン・デンキーが大暴れ中だ。開幕からゴールラッシュが止まらず、12試合で10ゴールを奪っている。昨季はレギュラーシーズン32試合の出場で9ゴールだったため、早くもその数字を超えたことになる。
若手ではないが、スペインのジローナでは今夏にウクライナの名門ドニプロより加入した26歳のFWアルテム・ドフビクが5ゴールと飛ばしている。昨季はウクライナ国内リーグで24ゴールを奪っており、2021-22シーズンに続いてリーグ得点王に輝いている。その実績を引っ提げてのリーガ挑戦で、5ゴールは悪くない数字だ。
フェイエノールトのヒメネス、シュツットガルトのギラシ、レヴァークーゼンのボニフェイスらはもちろんだが、上記の選手たちも次の移籍市場でビッグクラブが手を伸ばしてくる可能性がある。特にサイズのある大型FWが結果を残しているのが特長的で、これが現サッカー界のトレンドの1つとなっている。