フェイエノールトへ移籍した上田 photo/Getty Images
ヒメネスは複数クラブのターゲットになっている
今夏ベルギーのセルクル・ブルージュからフェイエノールトへ移籍した日本代表FW上田綺世だが、その前には強烈なライバルが立ちはだかっている。
メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスだ。
今のところ上田がスタメンを奪取するのは難しいように思えるが、もっと上田の出番を増やしていくべきと主張するのはオランダ『Voetbal Football』のマルティン・クラベンダム記者だ。
たった3試合ではあるが、ヒメネスはリーグ戦直近3試合で得点を決めていない。0-1で敗れた7日のチャンピオンズリーグ・ラツィオ戦もフル出場しながら無得点に終わっており、ややヒメネスのペースが落ちてきたとの指摘だ。
また、ヒメネスはすでに多くのビッグクラブから注目を集めている。ヒメネス退団となれば、上田はフェイエノールトの1番手FW候補となる。今のうちに上田をチームにフィットさせておくべきとの考えもある。
「セルクル・ブルージュから獲得した上田にもっとチャンスを与えないといけない。ヒメネスが売却されれば、来年も上田がいるはずだ。ヒメネスはチーム得点王ではあるが、最近の試合を見ると、以前に比べて成績は落ちている。彼は少しコンディションを崩しているように見えるし、それは誰にでも起こり得ることだ」
上田はまだフェイエノールト加入から1ゴールしか決めていない。とはいえ、リーグ戦での最長プレイタイムは9月のユトレヒト戦での35分間だ。
ヒメネスがそう遠くないうちに欧州5大リーグのクラブに引き抜かれるのは確実と言えるが、その際上田はフェイエノールトのエースとなれるのか。