エールディヴィジで連勝続けるPSV photo/Getty Images
12戦全勝と手がつけられない
オランダを代表する名門アヤックスが大苦戦している一方、長くアヤックスと国内の覇権を争ってきた名門PSVは絶好調だ。
PSVはここまでリーグ戦12戦全勝。
この快進撃をクラブ公式も取り上げているが、11試合連続での3ゴール以上記録はエールディヴィジの歴史でも初のことだという。
リーグ戦でのトップスコアラーはベテランFWルーク・デ・ヨングで、ここまで10ゴールと快調に飛ばしている。それに加え、今夏に獲得した新戦力がヒットしているのが大きい。
3ゴールを奪っているアメリカ代表FWリカルド・ペピは、昨季アウグスブルクからフローニンヘンにレンタル移籍し、12ゴール3アシストの成績を残している。エールディヴィジで通用することは証明済みで、そのペピを獲得したPSVの判断は当たりだ。
ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズからレンタルで加えたFWヨルベ・フェルテッセンも3ゴール、以前はアヤックスでもプレイしていたオランダ代表FWノア・ラングが4ゴール、4年ぶりにPSVに戻ってきたFWイルビング・ロサーノが5ゴール、バイエルンからレンタルで加えたアメリカ代表MFマリク・ティルマンも5ゴールだ。
新戦力がヒットしている点はアヤックスと大きく違うところで、市場で充実した動きを見せたのはPSVの方だ。現在は7ポイント差で昨季王者フェイエノールトが追撃しているが、今のPSVを止めるのは簡単ではないだろう。