インテルの攻撃を引っ張るラウタロ photo/Getty Images
何でもできる万能FWとして完成した
セリエAの名門インテルに加わってから5年。アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスはチームとリーグを代表するストライカーへと成長を遂げた。
加入初年度こそリーグ戦で6ゴールと数字が伸び悩んだが、ラウタロはすぐにセリエAの環境に適応。2019-20シーズンからは二桁得点を継続しており、2021-22シーズンと昨季はともに21ゴールを奪っている。
今季も勢いは止まらない。早くも13試合で13ゴール1アシストの活躍を披露しており、この1年で決めたセリエA得点数は27点に達する。
データサイト『Opta』によると、21世紀以降インテルでプレイした選手の中では元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ、元アルゼンチン代表FWディエゴ・ミリートが決めた年間28ゴールに次ぐ数字だという。ラウタロはその数字に1点差まで近づいていて、十分に達成可能な数字だ。
今季より前線でコンビを組むマルクス・テュラムとの連携も完成しており、ラウタロは得点力からポストプレイまで何でもこなせるストライカーとして大活躍だ。総合力では現セリエA最高のFWと言っていいはずで、今季のラウタロを抑え込むのは簡単ではない。

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