バレンシア戦で逆転勝利を収めたジローナ photo/Getty Images
今節はストゥアーニがヒーローに
ラ・リーガでのジローナのサプライズはまだまだ続く。
今季序盤から絶好調のジローナは、2日に行われたラ・リーガ第15節のバレンシア戦でも2-1と逆転勝利を収め、首位レアル・マドリードと勝ち点38で並んでいる。
今回のバレンシア戦はかなり危ない展開で、80分まで相手に1点のリードを許していた。それを救ったのは37歳のベテランFWクリスティアン・ストゥアーニで、75分からピッチに入ったストゥアーニが82分、88分と立て続けにゴールを決めて2-1で勝利。まだジローナの物語は終わっていない。
ストゥアーニは2017年よりジローナでプレイしている選手だが、今季は控えに回ることも多い。途中出場が基本ではあるものの、得点感覚は今も衰えていない。
この逆転勝利にSNS上では、「ラ・リーガのレスター・シティ」、「彼らがリーグを制したらどうなるのだろう」、「これはもうジョークではない」など、ジローナのミラクルを期待する声も多く挙がっている。
イングランドでは、2015-16シーズンに岡崎慎司も所属していたレスター・シティが奇跡のプレミア制覇を成し遂げている。あの時も開幕当初は誰もレスターの優勝を予想していなかったが、中盤戦あたりから世界のサッカーファンがソワソワし始めた。今のジローナに似た空気を感じている人もいるかもしれない。
次節は10日にアウェイでのバルセロナ戦だ。ここでも勝てば一気に火がつきそうだが、ジローナの奇跡は起こるのか。