フランクフルトに敗れたバイエルン photo/Getty Images
ドイツの絶対王者に不安あり
いったい王者バイエルンに何が起きたのか。今節、バイエルンはアウェイでフランクフルトに1-5のスコアで敗れてしまった。
取りこぼしはどのチームにも起こるものだが、決して好調とは言えないフランクフルト相手に5失点大敗は衝撃が大きい。
独『Bavarian Footballworks』は、今のバイエルンが相手の組織的なプレスにまるで対応できていないと批判している。以前のバイエルンは安定したポゼッションを軸に試合を支配していたが、トーマス・トゥヘル率いる今のチームはその力が弱まっているか。
「ライプツィヒ、レヴァークーゼン、コペンハーゲン、そして今回のフランクフルトと、どうプレスをかけるか明確なアイディアを持っているチームと相対するたび、バイエルンは苦戦し、試合の激しさに対処できなくなる。バイエルンの選手たちは迷っているように見えるし、プレスに対応できないままミスが頻発する」
現在は守護神マヌエル・ノイアーも戦列に復帰しているが、フランクフルト戦でのノイアーにキレはなかった。37歳を迎えた守護神について、同メディアは年齢による衰えがあるとも指摘している。
順位は2位と悪くない位置につけているが、フランクフルト戦の大敗はショックが大きい。早急に立て直す必要がありそうで、まずは12日のチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦だ。すでにグループ突破は決めているが、翌週には好調のシュツットガルトとの対戦が控えている。連敗は避けたいところで、マンU戦できっちりと自分たちのフォームを取り戻しておくべきだろう。