インテルでプレイするラウタロ photo/Getty Images
理想の9番になったと評価
セリエAで14ゴールを記録し、得点ランク首位を独走するインテルFWラウタロ・マルティネス。その得点力は圧巻だが、ラウタロの凄さは得点力だけではない。
伊『Gazzetta dello Sport』はラウタロのことを完璧な9番になったと称えているが、その理由の1つが守備だ。
例えば今季は1試合平均のタックル成功数が0.9回となっているが、これは昨季の0.7回を超える数字だ。インターセプト数も昨季はリーグ戦38試合で13回だったが、今季は15試合で昨季に並ぶ13回を記録している。
ゴール前での動き出しなどストライカーとしての嗅覚も抜群なのだが、ラウタロは何でも出来るFWとして成長を続けている。今季よりコンビを組むFWマルクス・テュラムとの連携もスムーズに機能しており、ラウタロは周囲をシンプルに活かすのも上手い選手だ。エゴイスティックすぎるわけでもなく、様々なFWと組める選手と言える。
数字が示すように、今季は前線からの守備も機能している。守備よし、ポストプレイよし、得点感覚よしと、弱点の少ないFWとして完成の時を迎えている(データは『WhoScored』より)。