ミランのR・レオン photo/Getty Images
ムバッペはレアルへの移籍をすでに決断か
米『ESPN』によると、PSGはレアル・マドリードへの移籍が濃厚なキリアン・ムバッペの代役としてACミランに所属するポルトガル代表ラファエル・レオンの獲得を検討しているという。
PSGとの契約が今夏で満了するムバッペは、先月レアル・マドリードから獲得オファーを受けており、すでに欧州王者に14回輝いた欧州一のビッグクラブへの移籍を決断しているようだ。
同メディアによると、PSGは将来的なプランとして、ムバッペがクラブに残る場合と残らない場合の2つのプランを用意していたとのこと。しかし、数週間前からムバッペが退団することが濃厚となり、同選手の将来が決まった今、PSGはプランBに従うことになり、ムバッペの代役としてACミランのラファエル・レオンを後任に指名したという。
そんな現在24歳のラファエル・レオンはスポルティングCP(ポルトガル)の下部組織出身。リール(フランス)を経て、2019年夏にミランへ完全移籍で加入した。ステファノ・ピオリ監督の下でその実力に磨きをかけ、21-22シーズンにはセリエAで34試合に出場して11ゴール10アシストを記録。クラブにとって11シーズンぶりのスクデットに大きく貢献した。22-23シーズンも左サイドで相手の脅威となり、公式戦48試合の出場で16ゴール15アシストをマーク。チャンピオンズリーグ(CL)でのベスト4進出にも貢献した。ACミランではここまで公式戦通算で191試合のピッチに立ち、49ゴール43アシストを記録している。
現時点で具体的な交渉はスタートしていないものの、PSGは今後も動向を注視していくものと見られている。ミランの背番号10番はリーグ・アン復帰を果たし、ムバッペ以上のインパクトを残すことができるのだろうか。ムバッペの去就とともに大きな注目が集まる。