一時はレアルにも所属したハメスだが…… photo/Getty Images
クラブ幹部「ブラジルのサッカーに適応できなかった」
ブラジルのサンパウロ所属のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、同クラブを退団することが濃厚となっている。
FCポルトで欧州でのキャリアをスタートさせたロドリゲスは、モナコを経て2014年7月にレアル・マドリードに移籍。
サンパウロがロドリゲスの放出を検討しているのは、ロドリゲスが今季ここまでブラジルの国内リーグ12試合に出場してわすか1ゴール1アシストと期待通りのパフォーマンスを発揮していないことに加えて、ブラジルメディア『GloboEsporte』によると、4日に行われたパルメイラスとのスーパーカップ決勝で登録メンバーから外されたためチームとともに試合会場へ帯同することを拒否するなど、同選手のピッチ外での振る舞いに問題があることが原因のようだ。
サンパウロでスポーツディレクターを務めるカルロス・ベロモンテ氏はロドリゲスについて、「ブラジルのサッカーは強度が高いのだが、彼はそれに適応できなかった。別のリーグ出身の選手だ。彼はプレイしない時は幸せではないだろうけど、クラブよりも大きな存在の選手というのはいない」とコメントし、既に構想外となっていることを明かしている。
ロドリゲスについては、2021年夏にエヴァートンのラファエル・ベニテス監督(当時)が、「ハメスは金と快適な生活を好む。これらは、彼にとってフットボールでの競争や成功よりも大事なものなんだ」と発言するなど素行の悪さは以前から問題視されていた。独『Transfermarkt』によると、現在のロドリゲスの市場価値は500万ユーロ(約8億円)で、レアル・マドリード時代に記録したピーク時の8000万ユーロ(約128億円)の1割以下にまで下落している。