PK戦で活躍を見せたスヴィラール photo/Getty Images
鋭い読みと反応で、ELラウンド16進出を掴み取った
ローマのGKミル・スヴィラールは、ジョゼ・モウリーニョ監督時代には、主にヨーロッパリーグ要員としてプレイしてきた。セリエAやELの重要な試合での第一選択肢は常にルイ・パトリシオだった。
本人は『sky sport Italia』のインタビューでこう語った。
「信じられない。言葉が出ません。僕はこのチームのゴールを守るために、ずっと働いてきた。今日、素晴らしいプレイができたことは、本当に嬉しくて興奮している。私は常に最高で特別な気分で、ここに立っているよ」
スヴィラールは、PK戦でフェイエノールトのキッカー、デビッド・ハンコとアリレザ・ジャハンバフシュのゴールを許さなかった。その瞬間について、「あの瞬間、プレッシャーは感じていなかった。2本はセーブできたし、3本目もセーブできる可能性もあった。でも重要なことは勝利したということだ」と答えた。
ローマは1stレグを1-1で終え、次戦の対策として、延長戦の末のPK戦まで準備を怠らなかったようだ。
「ゴールキーパーコーチと一緒にビデオを見ましたが、どこに飛ぶかも決めました。僕の予想は5回中3回は当たっていた」とスヴィラール。
この24歳の若いゴールキーパーは、デ・ロッシが監督になったことによる環境変化をどう見てるかと尋ねられるとこう答えた。
「これは、とてもとても重要なこと。パフォーマンスの内容によっては信頼の度合いは変わるもの。今回のプレイは自信になった。僕と家族に、この忘れられない瞬間を与えてくれた監督に感謝します。今夜、僕たちの顔からこの笑顔を消すことは誰にもできないけど、明日からは次の試合に向けて仕事に戻るよ」
この好セーブが、彼のキャリアを成功に導く転機となるかもしれない。