フェイエノールトで奮闘する上田 photo/Getty Images
ヒメネスとの差は大きいか
ベルギーのセルクル・ブルージュで結果を残し、今季よりオランダのフェイエノールトへステップアップを果たした上田綺世。しかし、ここまでは2ゴールのみとかなり苦しんでいる。
チームではメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが君臨していて、ヒメネスは今季ここまで全コンペティション合わせて24ゴールを記録している。ヒメネスが現フェイエノールトの絶対的エースなのだ。
今季は上田にとって我慢のシーズンとなっているが、来季以降はどうなるのか。エールディヴィジで結果を残しているヒメネスにはビッグクラブからの関心も噂されており、フェイエノールトに長く留まるシナリオは想像しづらい。ヒメネスが退団するならば、上田はそのチャンスを活かさなければならない。
しかし『ESPN』によると、アヤックスなどで活躍したマルシアーノ・ヴィンク氏は上田がフェイエノールトの1番手FWにふさわしいとは考えていない。まだまだヒメネスとの差が大きすぎると見ているのだ。
「最近はヒメネスもゴールを決めていないが、上田との差はまだ大きいことが分かる。もし上田が先発出場を許されたとしても、あるいは途中出場したとしても、彼がヒメネス以上の活躍をするとは思えない。もしヒメネスが退団した場合、彼がフェイエノールトの1番手になるかどうかは本当に疑問だよ」
厳しい評価だが、今季2ゴールのみの成績では周囲を納得させるのは難しいか。昨季ベルギー1部で22ゴールを挙げた実力は確かなはずだが、その力をエールディヴィジで100%発揮できるか。