Jリーグで活躍する鈴木優磨photo/getty Images
夏に向けて混戦加速か
今季のJリーグが開幕して約2カ月半。J1は序盤から好成績を収める町田ゼルビアが現在首位を疾走している。
勝点差が小さいのは上位だけではない。今季、現時点での首位から12位までの勝点差はわずか9ポイント。3試合もあれば状況が大きく変わる可能性のある点差である。
昨季のJリーグ第12節終了時では、1位ヴィッセル神戸の勝点が26ポイント、12位の京都サンガF.Cの勝点は13ポイントである。2022年での第12節終了時は、1位の鹿島アントラーズが25ポイント、12位のガンバ大阪が14ポイントで勝点差11ポイントだ。
直近3年間のデータを見ても第12節終了時に、首位からリーグ中堅順位の12位までの勝点差が10ポイントを下回ることはなかったのだ。
首位争いだけではなく、降格圏付近でも勝点差がわずかのため、1試合負けるだけで降格圏内に落ちたり、数試合負けるだけで最下位になる可能性もある。1試合でも落とせば大きく状況が変わるため、現在のJ1リーグは毎試合負けられない戦いが続いているのだ。
まだまだシーズン中盤のJリーグ。例年以上の混戦ぶりからはドラマチックな展開が期待できる。夏が近づくにつれてさらに盛り上がりが加速する日本のサッカーはこれからが本番だ。

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