今季、苦しい戦いを強いられているマンU photo/Getty Images
FA杯決勝に集中するため
マンチェスター・ユナイテッドは今季、毎年シーズン終了後に行なっていた伝統行事を開催しないようだ。
ユナイテッドはシーズン終了後、所属選手たちの表彰を兼ねてディナーを行うのがクラブの伝統だった。
しかし、英『THE Sun』などによると、今季は男子チームがプレミアリーグ設立以降最低順位でシーズンを終える可能性があったり(これまで8位以下で終えたことはないが現在8位)、チームの指揮官であるエリック・テン・ハフが不振により職を失う可能性があったりすることで、祝賀会は中止になったとのことだ。
また、5月25日にマンチェスター・シティとのFA杯・決勝を控えていることも大きく影響。タイトルのかかったこの大一番に集中するため、ここ3年間で2度目の中止を決断したという。なお、ラルフ・ラングニックが暫定指揮官を務めた2021-22シーズンもこの祝賀会を中止していた。
さらに、同メディアはこの件に関するファンの反応にも注目。その中には「女子チームは初めてトロフィーを獲得し、アカデミーの選手たちもチャンピオンになったが、男子の先輩たちが失敗したために祝賀会を中止してしまう。恥ずべきことだ」といった厳しいコメントもあった。中止してよかったと言えるように、FA杯決勝ではせめてもの意地は見せたいところだが、はたして。