ドイツ代表のイルカイ・ギュンドアン photo/Getty Images
豪華メンバー集結
16日(現地時間)、ドイツサッカー連盟(DFB)は来月14日から始まるEURO2024に向けた予備登録メンバー27名を発表した。
今年3月に代表復帰を果たしたトニ・クロース(レアル・マドリード)、今季のブンデスリーガ年間MVPのフロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)やジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)らが順当に名を連ね、本大会での活躍に期待が高まる中、ドイツメディアではイルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)の起用法に注目が集まっている。
ボランチやインサイドハーフでのプレイを得意とするギュンドアンは、ハンジ・フリック前監督が指揮を執っていた頃に主将となり、今年3月に行われたフランスやオランダとの国際親善試合でもキャプテンマークを巻いて先発出場した。しかし、前述のクロースの復帰によってその地位は絶対的なものではなくなっている。
ドイツの各メディアで解説者として活躍しているローター・マテウス氏もイギリスの衛星放送『SKY』のウェブページ上に掲載している自身のコラムの中で、クロースとロベルト・アンドリッヒ(レヴァークーゼン)がボランチとして起用される一方で、ギュンドアンについては控えに回ると予想している。
「確かにギュンドアンは主将を任されたが、ナーゲルスマン監督は彼独特のやり方を進めるはずで、ギュンドアンをベンチに座らせることも躊躇しないだろう。クロースの横には、アンドリッヒのように相手にダメージを与えると同時に味方に自由を与えてくれるような選手が必要だ。ギュンドアンは、トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)やニクラス・フュルクルク(ボルシア・ドルトムント)のように攻撃のオプションの一つを担うだろう」
ギュンドアンをクロースの前方、トップ下の位置で起用する可能性もある。実際、3月のフランス戦やオランダ戦ではレロイ・サネ(バイエルン)が出場停止処分だったために1トップのカイ・ハーフェルツ(アーセナル)の下にギュンドアン、ムシアラ、ヴィルツを配した形で臨み、勝利を収めている。
強豪国を連破したこの布陣がEURO2024でも採用される可能性はあると思われるが、果たしてナーゲルスマン監督はどのような決断を下すのだろうか。

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