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グヴァルディオルはクロアチア守備陣の中心 photo/Getty Images

守備陣は粘り強いチームに仕上がっている

現在のクロアチア代表の最終ラインで外せないのがマンチェスター・シティDFヨシュコ・グヴァルディオルだ。22歳のグヴァルディオルは攻守に才能抜群で、今季より移籍したマンCでも大活躍だ。



今回のEURO2024に参戦するクロアチア代表でもグヴァルディオルは重要戦力だが、気になるのはポジションだ。センターバックもこなせる選手だが、マンCでは左サイドバックに入る機会が多い。スペイン『as』はクロアチア代表でも同様の起用法になると見ており、クロアチアはEURO初戦でスペイン代表と対戦する。

スペインの右ウイングにはバルセロナで活躍するFWラミン・ヤマルがいるため、クロアチアはヤマルの突破を抑えなければならない。クロアチア代表を指揮するズラトコ・ダリッチもグヴァルディオルの今季を高く評価しており、ヤマル対策の重要性を口にしている。

「ヨシュコは左サイドバックのポジションで素晴らしいシーズンを送っているからね。スペインにはヤマルがいるし、我々はそれを阻止する方法を見つけなければならない」

クロアチア代表ではレヴァークーゼンで無敗優勝に貢献したDFヨシプ・スタニシッチもおり、スタニシッチはセンターバックと右サイドバックに対応できる。

センターバックではセリエAのレッチェで活躍する26歳のマリン・ポングラチッチ、同じく26歳のサッスオーロDFマルティン・エルリッチ、アヤックスで経験を積む24歳のヨシプ・シュタロらが代表に入っており、クロアチアの最終ラインでは世代交代が上手く機能している。

中盤ではルカ・モドリッチ、マルセロ・ブロゾビッチら経験豊富な選手がおり、クロアチアは今回も実力あるチームに仕上がっている。グヴァルディオルを中心とした守備から粘り強い戦いができるはずで、EUROでもしぶとく上位を狙える集団と言えよう。

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