選手時代、長い手足で次々とボール奪取した photo/Getty Images
リーグ・アンで出直しを図るヴィエラ監督
アーセナルのレジェンドで、現在リーグ・アンのストラスブールの監督を務めるパトリック・ヴィエラが、「もう一度プレミアリーグへ戻りたい」と将来の目標を『The Standard』に語った。
ヴィエラ監督は選手時代、2000年代初期に訪れたアーセナルの黄金期を支えたボランチの選手だった。
彼は2011年に引退すると2016年から監督としてのキャリアをスタートさせ、米国メジャーリーグサッカーのニューヨーク・シティやリーグ・アンのニースを経て、2021年7月にプレミアリーグのクリスタル・パレスの指揮官に就任した。しかし2022-23シーズンでは公式戦10戦以上未勝利など不振を極め、解雇の憂き目にあっていた。
インタビューで当時を振り返ると「解雇は正しかった」と謙虚に語り、改めて「プレミアリーグは最高のリーグだ。最高の選手やコーチが揃った最も面白いリーグだ」と評価した。そして自身の目標を「かつて自分がプレイしていたチームを率いて、チャンピオンズリーグを戦うこと、そしてタイトルを獲得すること。それが今の私の原動力だ」と語った。
インタビューの最後には「私は失敗した自分を哀れんでいない。それがこの業界では当然のことで、それが私の生きる道だ。経験を積めば、より優れた監督にもなれる」と監督として成功する自信ものぞかせた。
ヴィエラ監督が率いたストラスブールは今シーズン、リーグ戦は13位で、最低限である残留の目標は達成した。このクラブとの契約期間は2026年までであるため、残り2シーズンで、どこまでステップアップしていけるかが当面の課題となるだろう。