GS初戦で先発したサリバ photo/Getty Images
23-24シーズンはフル稼働だった
EURO2024初戦でオーストリア代表を1-0となんとか破ったフランス代表。オーストリアの強度の高いプレッシングにさらされ、試合中にはエースFWキリアン・ムバッペが相手DFとの衝突で鼻を折ったほか、MFアントワーヌ・グリーズマンもピッチ脇のボードに激突し派手に流血。
オーストリアを倒すのはさぞ骨が折れただろうが、CBとして先発したウィリアム・サリバも足首に軽いケガを負い、オランダ戦前のトレーニングには参加していないようだ。仏『L’EQUIPE』が伝えている。
慣れない左CBとして先発したサリバは、時折ミスも見られながらも持ち前のキープ力や冷静な判断力を発揮。地上戦勝利数100%、ドリブル成功数100%、クリア6回といった好スタッツを記録していた。同紙によれば第2戦に出場できる見込みは低くないようだが、英『football.london』は一昨季のアーセナルでリーグ終盤にサリバが離脱し、チームが明らかに調子を落としてしまったことを挙げ、サリバの勤続疲労を心配している。昨季サリバはリーグ38試合すべてに先発フル出場を果たしており、間髪入れずにEURO参戦となっている。
ケガ自体は軽いようだが、むしろ心配はEUROを戦い終えたあとの来季のアーセナルでのコンディションだ。序盤にアストン・ヴィラ、スパーズ、そしてマンチェスター・シティとのアウェイ戦が待ち構える過酷なスケジュールであり、ここにサリバを欠くことになれば大きな不安要素となる。クラブとしては、無事にこのDFが戻ってくることを願うばかりだろう。