イングランド代表の右サイドバックに入るウォーカー photo/Getty Images
34歳の今も衰えの気配はまるでなし
EURO2024優勝候補の一角に挙げられながら、グループステージ2試合とも苦いパフォーマンスに終わっているイングランド代表。1勝1分で勝ち点は稼いでいるものの、内容は納得できるものではない。
スタメンの並びはかなり豪華だが、実力を発揮できている選手は多くない。そんなチームにおいて、2試合続けて頼もしいパフォーマンスを見せているのが右サイドバックのカイル・ウォーカーだ。
34歳を迎えているが、スピードは抜群だ。20日に行われたグループステージ第2節・デンマーク戦では相手DFが気付いていない隙を突き、右サイドを爆速で駆け上がったウォーカーがボールを奪い、クロスからFWハリー・ケインのゴールを演出してみせた。あのスピードこそウォーカー最大の武器だ。
英『Daily Star』によると、ウォーカーも代表キャリアを楽しんでいるようで、34歳を迎えた今も衰えは感じていないと語る。2026年にはワールドカップもあるが、そこへ向けて準備を進める考えのようだ。
「もちろん、できる限りのことをしたいと思っている。ペペを見れば、彼は41歳なのにまだポルトガル代表でプレイしている。ルカ・モドリッチもそうで、トップチームでかなり長い間プレイしている。彼らにできるのなら、なぜ僕にできないのか」
「まだ調子はいい。僕の年齢を気にする人もいるかもしれないけど、僕にとって年齢は単なる数字なんだよ。
ウォーカーの姿勢は極めて謙虚で、まだまだサッカー選手として成長したいと考えている。ポルトガルのペペと同じくウォーカーもフィジカルモンスターと言える選手で、それこそ40歳近くまで代表でプレイできるかもしれない。今のところウォーカーを超えるイングランドの右サイドバックは見当たらないため、2026ワールドカップ、EURO2028でもウォーカーが1番手というシナリオもゼロではない。