オランダ代表でのシャビ・シモンズ photo/Getty Images
21歳のスピードスター
準決勝イングランド戦で豪快なミドルシュートを決めるなど、今夏のEURO2024でオランダの躍進を支えたMFシャビ・シモンズに対して、バイエルン・ミュンヘンが獲得に向けた動きを本格化させている。
昨季パリ・サンジェルマンからライプツィヒに期限付き移籍で加入したシモンズは、抜群のスピードを武器に公式戦43試合出場で10ゴール15アシストを記録。
シモンズをめぐっては、レンタル期間の延長を望んでいるライプツィヒの他にマンチェスター・ユナイテッドも獲得に興味を示している。また、シモンズ自身は出場機会に恵まれなかったパリへの復帰を望んでいないとされることから、来季は再び他クラブでプレイする可能性が高いと目されている。
こうした中、フランス紙『L’Équipe』は、バイエルンがシモンズ獲得に向けてパリに対して買い取りオプション付きの期限付き移籍で移籍金9000万ユーロ(約154億円)というオファーを提示したと報じている。交渉が成立すれば、昨年夏にトッテナムから1億ユーロ(当時のレートで約155億円)で加入したFWハリー・ケインに次ぐクラブ史上2位の大型補強となる。
一方、バイエルンは今夏既にDF伊藤洋輝、MFジョアン・パリーニャ、MFマイケル・オリーセを新戦力として獲得済みであることから、さらにシモンズの争奪戦にも加わるとなると、獲得資金捻出のために現有戦力の中でシモンズと同じサイドアタッカーのMFキングスレイ・コマンやMFセルジ・ニャブリらが放出される可能性がある。
果たしてシモンズは来季バイエルンでプレイすることになるのだろうか。