ナイジェリアに快勝したなでしこジャパン photo/Getty Images
[5-4-1]システムがハマりつつある
グループステージ初戦のスペイン戦を落としたものの、続くブラジル戦に逆転勝利。アフリカの強豪ナイジェリアをも下し、見事決勝トーナメント進出を決めたなでしこジャパン。「死の組」とも言われたグループCを堂々の2位で通過し、ベスト8では強豪アメリカと当たることが決定した。
アメリカといえば、なでしこにとって因縁の相手だ。過去39回対戦して、わずか1勝。多くの人は2011年女子ワールドカップでの勝利を記憶しているかもしれないが、PK戦での勝利だったため公式記録は引き分けとなっている。唯一勝利したのは2012年のアルガルベカップのグループステージであり、なでしこは39回中30回を敗戦で終えている。もちろん今大会でも金メダル候補だ。
しかし、アメリカ『ESPN』は、力強くグループステージを突破してきたなでしこを「ほぼ完璧なプレイを成し遂げた」と称賛している。「日本はスペインとブラジル戦でのパフォーマンスから、最高のチームと互角に戦えるということを、何より自分たち自身に対して証明している」とし、アメリカにとっても決して簡単に勝てる相手ではないと警戒した。同メディアが特に注目しているのはブラジル戦、ナイジェリア戦で見せた[5-4-1]システムだ。
「この保守的と思われた[5-4-1]システムの攻撃力はナイジェリア戦で完全に発揮された。攻撃の意図が強まると、[5-4-1]は事実上、展開力のある[3-4-3]フォーメーションとなり、素晴らしい中盤の司令塔である長谷川唯のもと、ワイドエリアを狙う展開力のあるパスであらゆる問題を引き起こし、ウイングバックの北川ひかると守屋都弥に突撃を許した」
アメリカ戦でも粘り強い守備から、チャンスを狙う展開が予想される。同メディアは「日本は今回のオリンピックですでに直面し克服してきた課題と、システム面でも人員面でも学んだ教訓により、アメリカ女子代表チームに対して大番狂わせを起こすのに十分な準備が整っている」と綴り、なでしこの実力を称賛している。何が起きてもおかしくないトーナメント戦。アメリカ相手に歴史的な1勝を挙げることができるか、注目だ。
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