話題を呼んでいる鎌田への危険なタックル photo/Getty Images
接触していれば選手生命の危機の可能性も
プレミアリーグ第5節クリスタル・パレス対マンチェスター・ユナイテッドの一戦はスコアレスドローに終わった。
90分を通してユナイテッドがボールを握り多くのチャンスを作ったが、パレスGKディーン・ヘンダーソンがビッグセーブを連発。一方のパレスは守備に回る時間が多かった中、いくつか決定機も作ったが、ユナイテッドGKアンドレ・オナナが立ち塞がった。両チームの守護神が素晴らしい活躍を見せた試合だったと言える。
そんなこの試合で大きな話題となっているのが、ユナイテッドDFリサンドロ・マルティネスの鎌田大地へのタックルだ。63分、自陣ボックス付近でボールをクリアしようとする鎌田にマルティネスは両足でジャンプをしながらタックルを仕掛けたのだ。
このタックルは鎌田の足に当たらなかったので、マルティネスはイエローカードで済んだが、接触があればカードの色が変わっていただろう。また接触していれば選手生命を脅かす可能性もあったため、鎌田にとっても幸運だったと言える。
そんななか、英『Sky Sports』にて、元ユナイテッドのDFフィル・ジョーンズは「彼はおそらく少し幸運だった。両足で突っ込む必要はほとんどない。そして、もし彼が少しでも接触しているなら、違う色のカードを見たと思う」と、タックルの必要性について言及。
さらにリヴァプールやトッテナムでプレイしていたジェイミー・レドナップ氏は「両足で飛び込むことで一体何が得られると思っているのか分からない。ペナルティエリアの端で、彼はいい位置にいる。鎌田の足に着地したら、鎌田は倒れる。間違いなくレッドカードだ」と語っている。
また英『FootballTransfers』は試合状況や相手PA付近であのタックルをする必要があったのかどうかを疑問視しており、マルティネスのこのタックルを「プレミアリーグ史上最も愚かなチャレンジの1つ」と批判。レッドカードとなれば試合の流れを変えていた可能性も高く、「ユナイテッドにとって必要のないものだった」と綴っている。

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