アトレティコに加入したフリアン・アルバレス photo/Getty Images
セルタ戦では決勝ゴールを記録
強い時のアトレティコ・マドリードには、常に頼れる『9番』がいた。
ディエゴ・シメオネ政権で振り返ると、2012-13シーズンはラダメル・ファルカオ、2013-14シーズンはジエゴ・コスタ、2020-21シーズンはルイス・スアレスといった具合にだ。
アントワーヌ・グリーズマンもいるが、グリーズマンと一緒に得点を量産してくれるストライカーがいるのが理想だ。そうしたゴールゲッターがいなければ、ラ・リーガの頂点を狙うのは難しい。
今季その期待を背負うのは、マンチェスター・シティからやってきたFWフリアン・アルバレスだ。26日にはラ・リーガ第7節でセルタと対戦し、アルバレスは後半アディショナルタイムに決勝ゴールを記録。チームに勝ち点3をもたらすことになり、これこそアルバレスに求められている役割だ。
『ESPN』もアルバレスがファルカオやジエゴ・コスタといったアトレティコの歴史に名を刻むストライカーに続けるかと注目していて、「近年では最もエキサイティングな補強」とまで評価する。マンCでの実績はもちろん、アルゼンチン代表の一員としてワールドカップを制していることもポイントだ。アルバレスはかなりタイトルに恵まれたキャリアを歩んできたのだ。アトレティコにもその勝負強さと強運を持ち込んでくれるのではと期待されるのも当然と言える。
前線から守備に走れるところも頼もしい。シメオネのスタイルにも適応できるはずで、アトレティコが目指すはリーグの頂点だ。

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