今季絶好調のN・フォレスト photo/Getty Images
今節はウェストハムを3発粉砕
イングランド・プレミアリーグも第10節を迎えているが、序盤戦最大のサプライズチームとなっているのがノッティンガム・フォレストだ。
昨季のノッティンガム・フォレストはお世辞にも良い状態とは言えず、17位とギリギリの順位で残留を決めている。
何より印象的なのは守備の安定感で、ここまで首位リヴァプールに次いで2番目に少ない7失点に抑えている。昨季67失点と崩壊していたチームとは思えぬ安定感で、ここは今年12月よりチームの指揮を任されているヌーノ・エスピリト・サントの手腕を称えるべきだろう。
さらに最終ラインには、今夏フィオレンティーナからセルビア代表DFニコラ・ミレンコビッチを獲得している。これも大きなプラスではあるだろう。
そして攻撃面では、得点ランク2位となる8ゴールを奪うニュージーランド代表FWクリス・ウッドが止まらない。英『The Guardian』は現代的な器用なストライカーではないものの、空中戦にも滅法強いウッドはノッティンガム・フォレストにピッタリのFWと称賛する。ここまで空中戦勝利数60回はリーグ第3位の数字だ。
サイドにはスピード豊かなアンソニー・エランガ、カラム・ハドソン・オドイ、中盤では新戦力のエリオット・アンダーソン、モーガン・ギブス・ホワイトといった選手たちがハードワークを続けており、ノッティンガム・フォレストは上位陣とも戦えるチームへと変貌した。
残留ギリギリだったチームがここまで変わるのは見事と言うしかないが、ノッティンガム・フォレストはどこまでペースを維持できるだろうか。