鎌田はフラム戦で退場処分を受けた photo/Getty Images
オリーズ退団のダメージを新戦力が埋められず
プレミアリーグ開幕から11試合を戦い、まさかの1勝のみ。クリスタル・パレスは1勝4分6敗と悲惨な成績で18位に沈んでいる。
オリバー・グラスナー率いるクリスタル・パレスはなぜこうも崩壊してしまったのか。英『Vavel』がその理由をリストアップしているが、まずはFWミカエル・オリーズの退団だ。今夏にバイエルンから引き抜かれたオリーズは昨季までクリスタル・パレス攻撃陣の中心であり、オーリズ退団のダメージは大きい。
しかしそれ以上に問題なのが、オリーズの代わりに獲得された今夏の新戦力組がフィットしていないことで、その1人が日本代表MF鎌田大地だ。同メディアも鎌田には厳しい批判が出ていると伝えている。
「パレスはオリーズ退団に合わせ、グラスナーの要望通りに鎌田を、そしてクラブが長らく狙っていたイスマイラ・サール、エディ・エンケティアを獲得した。この3人はそれぞれ異なる特長があり、オリーズ退団を補うことを目的としている。しかし鎌田はクラブで最もサラリーの高い選手の1人でもあるため、現状最も批判を浴びている選手だ。鎌田は時折本職とは異なるポジションでのプレイも強いられてきたが、ボールを持っている時も持っていない時も鎌田のクオリティが低いのは確かだ。すでに自信を失いかけていた彼にとって、(前節)フラム戦でのレッドカードは自身とグラスナーにさらなるプレッシャーをかけることになる」
「エンケティアとサールも期待はずれではあるが、鎌田ほどの批判は受けていない。リーグ戦で得点こそ挙げていないが、クオリティの片鱗は見せている。しかし、もちろんそれだけでは十分ではない」
最終ラインからDFヨアキム・アンデルソンが退団したこともダメージだ。