バイエルンでプレイするテル photo/Getty Images
将来的には主力になるだけのポテンシャルはある
指揮官が代われば選手の起用法も変わるものだが、バイエルンで出番が激減している若手がいる。
昨季ブンデスリーガで7ゴール5アシストの成績を残した19歳のフランス人FWマティス・テルだ。
昨季もテルはチームの主力というわけではなかったが、途中出場を中心に結果を出し続けた。短時間で結果を残せるのは優れたアタッカーの証明でもあり、テルが徐々にチームの重要戦力になっていくと考えたサポーターは多いはず。
しかし、ヴァンサン・コンパニが指揮官に就任した今季は出番が減少。ここまで全コンペティションを合わせても224分間しかプレイしていない。成績も0ゴール0アシストだ。
テルの育成を進めるうえで理想的な状況とは言えず、レンタル移籍に出る案もある。そんなテルにエールを送るのは、クラブOBでもあるFWクラウディオ・ピサロ氏だ。
ピサロ氏は同じアタッカーとして、「テルは才能に溢れている。チャンスが来たら、その素質を活かしてゴールを決めようと努力するだけさ。ストライカーとはゴールで生きているのだから」(『Abendzeitung sports』より)。
特別な才能があることは昨季に証明済みで、将来的にはフランス代表でもポジションを掴めるだけの素質はある。それだけに今季序盤の状況は寂しいものがあるが、バイエルンはテルをどう育てていくのか。

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