フェイエノールトでプレイするカランサ photo/Getty Images
上田が離脱中にカランサが結果を出してきた
オランダ・エールディヴィジのフェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、加入当初からチームの2番手FWと位置付けられてきた。
チームには、昨季エールディヴィジで23ゴールを挙げた絶対的エースのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスがいる。
そんな中、9月にヒメネスが太ももを負傷。これは上田にとってはアピールのチャンスであり、ヒメネス離脱から上田の出番は増えた。
しかし、今度は上田がハムストリングを負傷。年内はプレイできない見通しとなり、上田にとって悔しい結果となってしまった。
フェイエノールトにとってヒメネス&上田の離脱は大ピンチだが、3番目の選択肢が出てきた。今夏にアメリカのフィラデルフィア・ユニオンから加入した24歳のアルゼンチン人FWフリアン・カランサである。
当初はヒメネスが1番手、上田が2番手、カランサは3番手と考えられてきたが、ヒメネス&上田の離脱で出番が増加。カランサは見事そのチャンスを活かし、23日に行われたエールディヴィジ第13節のヘーレンフェーン戦でも得点を記録。ここまでエールディヴィジで8試合3ゴールの成績を残している。
気になるのは、今後の序列だ。オランダ『FC Update』によると、フェイエノールトOBでもあるハリー・ファン・デル・ラーン氏は上田とカランサの序列について問われると、「現時点ではカランサを選ぶ」とコメント。
今後もカランサがインパクトを残し続けるとなれば、上田が3番手に転落する可能性も考えられる。上田もヒメネス離脱中に結果を出してきたが、年明けから出番を確保できるだろうか。