マンチェスター・シティのベルナルド・シウバ photo/Getty Images
シティを支える絶対的主軸
マンチェスター・シティは、他のクラブから適正額のオファーがあればポルトガル代表MFベルナルド・シウバの移籍を容認するようだ。スペイン紙『Mundo Deportivo』が伝えている。
2017年5月にモナコからシティに完全移籍で加入して以降、抜群のテクニックと戦術理解度の高さでシティの主軸として活躍してきたシウバに対してジョゼップ・グアルティオラ監督はいまだ全幅の信頼を寄せている。しかし、『Mundo Deportivo』によると、指揮官とは逆にクラブ首脳陣は最近のシウバのパフォーマンスに疑問を持ち始めていて、提示された移籍金の金額次第ではシウバに関する移籍交渉に応じる方針に変わりつつあるという。
同紙は、シティが求めている移籍金の最低ラインについては触れていない。しかし、今年夏にバルセロナがシウバの獲得に向けた動きを強めていた際、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がSNS『X』で、シウバには5800万ユーロ(約91億円)以上のオファーがあればシティとの契約を解除できるとの条項が含まれていると投稿していて、恐らくこの金額に近いオファーであればシティの幹部たちはシウバの売却を検討するものと見られている。
シウバをめぐっては、以前から同選手の獲得を熱望しているバルセロナが新天地の最有力候補として挙げられるが、バルセロナは数年前から財政難に苦しんでいるため、現在所属している選手達の中から数人を売却して資金を捻出する必要があり、本当にシウバを獲得できるかは不透明な状況となっている。