フランクフルトで活躍するエキティケ photo/Getty Images
トップメラーが2トップでの活かし方を熟知
1日に行われたブンデスリーガ第12節のハイデンハイム戦でも1ゴールを記録したフランクフルトFWウーゴ・エキティケ。これで今季リーグ戦得点数は早くも6ゴール目となり、すでに昨季の4ゴールを超えている。
エキティケといえば、フランスのスタッド・ランスでプレイしていた2021-22シーズンにリーグ戦10ゴール3アシストを記録し、期待のティーンエイジャーとしてブレイク。
しかし、その後移籍したパリ・サンジェルマンでは出番を確保できなかった。スター集団であるPSGで出番が減少するのは予想できていたことで、エキティケは出場機会を得るべくフランクフルトへの移籍を決断した。
では、なぜエキティケはフランクフルトで結果を残せているのか。エキティケのポテンシャルはもちろんだが、指揮官ディノ・トップメラーが上手くエキティケの個性を引き出しているのが大きい。
『Get Football News Germany』によると、スタッド・ランス時代にエキティケを指導したオスカル・ガルシアはエキティケの特長について次のように表現している。
「彼は純粋なセンターフォワードとしてプレイすることをあまり好まない。スピードを活かしたプレイが好きなんだ。背が高くてスリムだが、足下のテクニックが高くて協調性もある。空中戦はそれほど強くないんだよ。そこは改善点だが、適切なコーチがいれば成長を続けるだろう」
フランクフルト指揮官トップメラーは[4-4-2]をメインシステムとしており、エキティケの相棒にはリーグ戦13ゴールと大爆発するオマル・マルムシュがいる。1トップでボールを収めるプレイを好まないエキティケにとって、マルムシュとの2トップは最高の環境というわけだ。
フランクフルトはカウンターアタックもキレ味抜群で、エキティケのスピードを活かせるのも大きい。トップメラーがエキティケの活かし方を世界に証明していると言うこともでき、フランクフルトでフランスの若きFWエキティケは着実に成長している。

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