2018年CL決勝でのカリウス photo/Getty Images
2018年CL決勝で致命的ミス連発
ブンデスリーガではここまで無敗で首位に立っているバイエルン・ミュンヘンだが、ウインターブレイクを前にゴールキーパーの離脱者が相次いでいる。
正ゴールキーパーのマヌエル・ノイアーが12月3日にレヴァークーゼンとDFBポカールラウンド16で対戦した際に肋骨を痛めて年内復帰が絶望的となっていることに加えて、第2キーパーのスヴェン・ウルライヒも個人的事情によりクラブに数週間の特別休暇を申請したことから現在は起用できない状態となっている。
こうしたチーム事情から、バイエルンではゴールキーパーの補強が急務となっているものの、シーズン中ということでノイアーやウルライヒの代わりが務まるゴールキーパーを獲得するのは簡単ではない。
そんな中、バイエルンの本拠地があるミュンヘンの地元紙『tz』は、今年夏にニューカッスルを退団して以降は無所属となっているロリス・カリウスがバイエルンに来る可能性があると伝えている。
1993年6月生まれで現在31歳のカリウスは、マインツを経て2016年5月にリヴァプールに加入。2017-18シーズン途中からレギュラーポジションを掴んだが、2018年5月に行われたレアル・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でスローインミスとキャッチミスによって2失点して厳しい批判に晒された。
その後リヴァプールでは出場機会がなくなったため、期限付き移籍でベシクタシュやウニオン・ベルリンでプレイし、2022年9月からニューカッスルと契約を結んだが、ここでもレギュラーポジションは掴めず今年夏に契約満了によって退団していた。
カリウス自身はドイツメディア『SKY』の取材に応じた際、「今はどのクラブとも契約していないが、引退するつもりはない。適切なオファーがあれば喜んでサッカーを続ける。僕にはゴールキーパーとして良いプレイをするために必要な全てがまだ備わっていると思う」と語って現役続行に意欲を見せていた。
果たしてバイエルンはどのようにしてこの状況を乗り切るのだろうか。