セルクル・ブルージュでブレイクしたデンキー photo/Getty Images
5大リーグでも見たい逸材だ
日本代表不動のセンターフォワードとなったFW上田綺世は、ベルギーのセルクル・ブルージュでのブレイクを経て、2023年の夏にオランダのフェイエノールトへ移籍した。
そのセルクル・ブルージュで上田に代わるエースとなったのがトーゴ代表FWケビン・デンキーだ。
デンキーは上田が抜けた昨季にベルギー1部でプレイオフを含め27ゴールを記録して得点王を獲得。その前の2022-23シーズンは11ゴールだったため、得点数は2倍以上に増加したことになる。
デンキーはフランスのニームでプレイしていた時期もあったが、セルクル・ブルージュでのブレイクから再び欧州5大リーグへ向かうのではとの噂もあった。しかし、デンキーは最終的にアメリカ・MLSのFCシンシナティへの移籍を決断。来年1月よりシンシナティに合流する予定だ。
MLSは人気の行き先の1つとなっているが、24歳と若いデンキーが早々に欧州を離れるのは少々寂しいか。今季のセルクル・ブルージュはベルギー1部で16チーム中15位と大苦戦しており、チーム全体でも19ゴールしか奪えていない。そんな状況下においても、デンキーはリーグ2位となる10ゴールを奪っている。チームの半分となる得点を奪っていることになり、その得点力は驚異的だ。
実力的にはアメリカ・MLSでもゴールを量産できそうだが、デンキーは今後どのようなキャリアを歩むのか。その得点力は欧州5大リーグでも通用するレベルにあるはずだ。