前節バイエルン戦での佐野海舟(右) photo/Getty Images
既にチームでは絶対的主軸
今年夏に鹿島アントラーズからマインツに移籍した佐野海舟は、ブンデスリーガデビューから4カ月足らずでチーム内で確固たる地位を築き、高い評価を得ている。
当初の予定よりもチームへの合流が8月上旬まで遅れた佐野だったが、8月24日に行われたウニオン・ベルリンとのブンデスリーガ開幕戦でスターティングメンバーに名を連ねると、そこから前節までのリーグ戦全試合に先発出場。
また、ブンデスリーガの公式サイトによると、佐野は前節までにデュエル勝利数159回を記録し、リーグ全体ではこの部門で5位。日本人選手では2021-22シーズンに当時シュツットガルトに在籍していた遠藤航以来となるデュエル王のタイトル獲得も十分に狙える位置にいる。
こうした活躍によって、佐野の市場価値は短期間で急上昇している。選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『Transfermarkt』は、20日に最新のデータを発表した。それによると、佐野の市場価値は前回10月9日時点から180%増となる700万ユーロ(約11億円)にまで上昇している。
マインツで3番目に市場価値の高い選手となった佐野。現在のような活躍がこのまま続けば、数年後にはマインツからビッグクラブへステップアップを果たしていても全く不思議ではない。

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