ラツィオ戦で競り合うドルグ(右) photo/Getty Images
注目の20歳だ
ルベン・アモリム政権となり、初の移籍市場を迎えているマンチェスター・ユナイテッド。4バックから3バックに移行したことでWBのポジションが生まれ、ここで活躍できる新戦力が求められている。
『Manchester Evening News』によると、左WBの補強候補としてウルブズのライアン・アイト・ヌーリやレアル・マドリードのフェラン・メンディ、バイエルンのアルフォンソ・デイヴィスの名前がターゲットとして浮上しており、『Transfermarkt』はセリエAのレッチェでプレイするパトリック・ドルグも獲得候補の1人であると報じている。
ドルグはデンマーク出身の20歳で、昨季は左SBを主戦場としていたが、今季はその攻撃性能の高さを生かして右WGとしてもピッチに立っており、すでに3ゴールを挙げている。
アモリム監督はスポルティングCP時代にWBにWGの選手を起用する攻撃的な配置を行っていた。ジオバニー・クエンダがその最たる例であり、ユナイテッドでも今季アマド・ディアロをWBとして起用している。
『Transfermarkt』はユナイテッドがドルグ獲得を目指している理由を彼をWBとして起用するためであると分析しており、2000万ユーロから2500万ユーロ(約32億円から約40億円)の移籍金で獲得できるとみられている。複数ポジションでプレイできるユーティリティ性と将来性のある点も高く評価されているようだ。
また、ユナイテッドだけでなくチェルシーのようなビッグクラブもドルグに注目しており、今後の争奪戦は避けられないか。