高梨が持つW杯63勝は男女通じて最多回数 photo/Getty Images
来年のミラノ・コルティナ五輪に向け大事なシーズン
平昌五輪、銅メダリストの高梨沙羅が、ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯札幌大会に出場した。
地元開催の大会であったものの、1回目のジャンプが119.5メートル、2回目は122メートルを飛び、合計227.1点で14位に終わった。
高梨は競技終了後のインタビューで、飛距離については問題にせず、課題としているテレマークについてこう語った。
「テレマークが入らないので、そこがいまひとつ、伸びない部分でもある。早く降りようとしているわけではないが、足を前もって準備しないと、と考えながらやっている」
高梨がそう語るのも、今季から国際スキー連盟のルール改正があり、着地姿勢のテレマークの有無で減点幅が大きくなったためだ。高梨はこの日は2本とも自身ではテレマークの感触が良かったにも関わらず、得点に反映されなかった。
来年2月に迫ったミラノ・コルティナ五輪に向け、今季は大事なシーズン。ここまでW杯の最高成績は4位と表彰台には上っていない。明日1月19日には、同会場で第11戦が行われる予定。彼女の今後の復調に期待したい。

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