ギラシを失ったのに《ブンデス最高のFW陣を抱えているチーム》...の画像はこちら >>

今季もシュツットガルト攻撃陣は好調だ photo/Getty Images

新FWたちがフィットしている

昨夏、シュツットガルトはチームNo.1の点取り屋だったFWセール・ギラシをドルトムントへ売却した。昨季のブンデスリーガではバイエルンFWハリー・ケインが36ゴールを奪って得点王に輝いたが、ギラシはそれに次ぐ28ゴールを挙げていた。



シュツットガルトにとってギラシ退団は相当な痛手だったはずだが、現状シュツットガルトは得点力の部分に問題を抱えていない。新FW陣がギラシの穴をきっちりと埋めているのだ。

ブライトンからの完全移籍に切り替えたデニス・ウンダフは、ここまでリーグ戦で7ゴール1アシストを記録。昨季も18ゴール9アシストの成績を残していたが、今季も期待通りのパフォーマンスだ。

凄いのはウンダフだけではない。昨夏にアウグスブルクから獲得したFWエルメディン・デミロビッチはウンダフをも上回るチーム最多8ゴール、ブレーメンからフリーで獲得した22歳の大型FWニック・ウォルトマデが6ゴール1アシストを記録している。

デミロビッチとウォルトマデの補強をヒットさせたシュツットガルトのフロント陣は見事で、ブンデスリーガ公式は「現在のブンデスリーガで最高のストライカー陣を抱えているチームか」と取り上げていて、ギラシを失ったクラブとは思えない評価だ。

今季の全コンペティションを合わせると、この3人だけで36ゴールに関与している(28ゴール8アシスト)。時間では106分に1ゴール関与のペースとなっていて、この3枚は強烈だ。

それぞれタイプが異なるのも特長的で、U-21ドイツ代表でもプレイしてきたウォルトマデは198cmとかなりのサイズがある。今後ターゲットマンとしてドイツA代表に入っていく可能性もありそうで、シュツットガルト攻撃陣は今季も見る者を魅了している。

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