2002年大会以来の出場を目指す中国代表 photo/Getty Images
新帰化選手の登録も認められず
ワールドカップ・北中米大会アジア3次予選(最終予選)に臨む中国代表に逆風が吹き荒れる。
中国メディア『捜狐』は、現在の代表チームの主力として活躍していた帰化選手たちが、相次いで代表引退を決断したと報道している。
また、新たに新戦力として期待されている帰化選手の2人、DRコンゴ出身のFWオスカル・マリトゥと、かつて鹿島アントラーズでもプレイしたブラジル出身のMFセルジーニョの手続きもまだ完了しておらず、3月の予選までに間に合わない可能性があると指摘されている。
中国代表はアジア最終予選にて日本と同組のグループCに所属。初戦でアウェイで日本に大敗し、続くサウジアラビア戦、オーストラリア戦も敗戦。大きく出遅れるもその後のインドネシア戦とバーレーン戦には勝利。ここまで2勝4敗勝ち点6で最下位に沈んでいる。グループCは現在日本を除く5カ国が混戦となっており、最下位であるものの今後の展開ではストレートインできる2位以内が十分狙える。中国は3月シリーズでサウジアラビア、オーストラリアと戦うが、このニュースを受けて大幅に戦力ダウンした状態で3月を迎えることとなる。
同メディアでは「このような重要な局面で、このような状況は、間違いなくサッカー代表チームの士気に大きな打撃を与え、3月の予選は予測不可能となった」と報道。「4人の帰化選手が抜け、新たな帰化選手も救援に来られない中、中国代表にとってこれは間違いなく試練である。