フェイエノールトでプレイするヒメネス photo/Getty Images
現在はミランが4000万ユーロで獲得を試みているとも
昨季はエールディヴィジで23ゴールを挙げるなど、フェイエノールトのエースとして結果を残してきたメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス。今冬の移籍市場でも注目を集めており、現在はイタリアのミランがヒメネス獲得へアプローチしている状況だ。
果たしてヒメネスは5大リーグで活躍できるストライカーなのだろうか。エールディヴィジでの実績はあるが、このあたりの判断は難しい。オランダ『Voetbal Primeur』は元オランダ代表のラファエル・ファン・デル・ファールト氏、ピエール・ファン・ホーイドンク氏の見解を紹介しているが、ファン・デル・ファールト氏の方はヒメネスの実力を全く評価していない。
ミランはヒメネス獲得へ4000万ユーロのオファーを提示する考えのようだが、ファン・デル・ファールト氏はその金額ならすぐにでも売却したほうがいいと主張する。
「誰かがヒメネスに4000万ユーロを払うというなら、私ならすぐに売却するだろう。彼はここ2、3試合良いパフォーマンスを見せているけど、我々が思っているほど良い選手ではないよ」
一方のファン・ホーイドンク氏は「売却するなら、フェイエノールトは即戦力の代役を探さないといけない。上田とカランサだけではリーグの1位、2位を狙えないし、CLでもこれ以上は進めない」と反応しており、ファン・デル・ファールト氏よりはヒメネスの実力を評価しているようだ。
それに対してファン・デル・ファールト氏は「上田はエールディヴィジで良いパフォーマンスを見せている」と応じており、両者の意見は割れている。
エールディヴィジで結果を出した選手は5大リーグのクラブにステップアップするケースが多いが、FWの選手がそこでもゴールを量産できるかは未知数なところがある。ヒメネスはまだパフォーマンスに波があるとの指摘もあるが、4000万ユーロの移籍金は妥当なのだろうか。