ユナイテッド行きを望むバイエルンMFテルにOBファーディナン...の画像はこちら >>

バイエルンのマティス・テル photo/Getty Images

出場機会を求めて移籍か

バイエルン・ミュンヘンのマティス・テルの去就に大きな注目が集まっている。バイエルンで出場機会が減少している同選手をめぐって複数のクラブが獲得に興味を示し、さながら争奪戦の様相を呈している。



ドイツ紙『Sport Bild』ら複数の現地メディアによれば、現在はトッテナムがテルの獲得に最も近づいているようだ。既に両クラブの間で基本合意に達し、トッテナムのダニエル・レヴィー会長が1月31日にミュンヘンを訪れて詰めの交渉を行ったとの報道も出ている。

しかし、『Sport Bild』によればテル自身はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を希望しているため、現段階でトッテナムへの移籍について態度を保留しているという。

こうした中、テルが新天地として望んでいるユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏は、自身のユーチューブ公式チャンネルの中でテルについて「非常に優れたタレントだ」と評価したが、その一方で今のユナイテッドにとって必要な選手ではないとの考えも述べている。

「チャンピオンズリーグのある試合で、彼がカットインからゴールを決めた試合を見たことがある。あれは本当に素晴らしいゴールだった。でも、ユナイテッドの前線には経験のある選手が求められている」

「ジョシュア・ザークツィーもラスムス・ホイルンドも、どうすれば本物のセンターフォワードになれるのかを示してくれる選手を必要としている。彼らにヒントを与え、導いてくれる経験豊富な選手だ。そういう選手がいないことは、我々にとってピッチ上での問題点になっている」

既に在籍している若手選手達の成長を手助けすることのできるベテランの獲得こそ急務であるというのがファーディナンド氏の見解のようだ。

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